玄米屋 ウエトミ
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ギリギリ・・・

岩手県のお米の仕事を兼ねての3泊4日の旅。

東北の旅は移動距離が長いので、運転を時々代わってもらおうと77歳の米屋のおっちゃんも一緒に参加してもらった
(実はおっちゃんには毎回ほとんど運転してもらっている)。

行く前、何か嫌な予感。

昨年の夏も北海道旅行はずっと雨。帰る直前晴れ。
今回はまだ隅っこのほうにいる台風が気がかり・・・。

意外と3日間は晴れて、気持ち良く過ごしたものの、4日目、ついにポツポツ雨が降り出した。
帰りの飛行機は午後5時35分の便。

母のたっての希望で母の故郷 仙台市内を観光しようと早めに市内に入り、西公園を散策した。

その後、なんかえらいJR仙台駅のロータリーが大渋滞しているなあと横目で見ながら空港入りした。
早く着いたので、晩ご飯を空港で食べていると

「伊丹空港行きの便が延着しております。もうしばらくお待ちください」

とのアナウンス。

空港入りしてから夜6時半まで待つこと3時間。今度は

「台風のため、伊丹空港行きの便は欠航になりました」

とのアナウンスが流れた。

うそやん?!! えらいこっちゃ!

姪っ子を飛行場の床に寝かす事はできひんわ。
なんとしても帰らなあかん!

空港カウンターの女性が申し訳なさそうに「京都まで新幹線で帰れる最終便です」と1枚の紙を渡してくれた。
そこには東北新幹線と東海道新幹線の時刻表が書いてあったが、

仙台での乗り継ぎ時間はたったの7分!

初めての仙台駅で、切符売場もまったくわからない。
空港連絡列車を降りてから新幹線改札口までどのくらい離れているのか見当もつかないが腹をくくった。

走るしかない!

「まいちゃん、おかじい(おっちゃんの呼名)の手を離したらあかんで。二度と会われへんで」
といいきかし、おかじいに姪っ子を託した。

岩手県の農家さんと近くのお寺に行った。
とても優しいおじさんで、姪っ子も懐いていた。
とっても楽しそうだった

仙台駅に着いた途端、電車を飛び出し、猛ダッシュした。

自販機で新幹線の指定席を買おうとしても満席で買えない。グリーン席もダメ。
自由席を母の分も入れて4人分購入した。
新幹線の改札口で落ち合い、階段を駆け上がった!!

その電車はすでに停まっていた。

間に合った~。

東北新幹線に乗っている間もみんなを安心させるため笑顔でいたが気は抜けない。

次は東京駅の乗り継ぎだ!

東京駅に着くと、東海道新幹線の改札口へ走り込む。
またホームを駆け上がった。

京都駅に着いたのは深夜。今年も疲れた夏の旅だった。